ATC補正ホルダー NTE-ζシリーズ
プッシュボタン式ATC補正ヘッド「ζ-ONE」
軽いプッシュ力で補正操作が簡単
補正指示は、本体側面にある+または-のプッシュボタンを押すだけ。
手の力でも簡単に補正調整・・・プッシュ力は3~4kgと軽く押すだけだが、内部での独自の油圧作動ブースタ機構を内蔵し増力している。
デュアルサポート方式とくさび構造による高減衰構造
本ホルダは、回転軸心に対して傾動する方式のものです。。
刃先のかかる切削抵抗を両端のデュアルサポートでトライアングル的に受け止め、
それに連動するくさびのフリクションの高い減衰性で自励振動を押さえ込みます。
一体構造よりなるコンパクトで剛性のある補正ヘッドデザイン
二つの平行筒穴形状を中心軸に傾動する弾性はソリッド構造のハウジングと一体構造であり、高い傾動ばね性を持つと共に他方向の力に対しても極めて高い剛性を持ちます。
マニュアル補正でも、自動補正でも対応可能
1PUSH=1μmと補正量が決まっているので、補正量を見る為のダイヤルゲージ等は不要です。
マシンで定位置回転割り出しをして、機内に設置したプッシャーユニットでプッシュボタンを必要回数分マシンプログラムで押し付けるだけで可能。
LEDインジケータでゼロ位置を検知
取り外し式のLEDインジケータをゼロ検知端にセットすることで、ゼロポイントでLEDインジケータが点灯します。
ζ-ONEヘッドの標準仕様
標準仕様 (軸心クーラント対応) | ||
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補正量 | 200μm(400μm) (センタ軸心より±100μm/r) 補正ヘッド前端面より100mm先端のポイントにてのMAX作動量 |
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補正ステップ量 | 1μm±0.5μm/1PUSH | |
補正押圧力 | ≒40N | |
重量 | ≒3kg(ボーリングバー部は含まず) | |
最大常用回転数 | 3,000rpm |
補正ヘッド寸法図
取り外し式のLEDインジケータをゼロ検知端にセットすることで、ゼロポイントでLEDインジケータが点灯します。
ボーリングバー取付面の寸法
標準デザインのボーリングバーが取り付くフラットフロントフェース面